PS5が普通に買えるようになったからこそ、どちらを買うべきか本格的に悩み始めた方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれ検討する際に知っておいてほしい考え方について解説させていただきたいと思います。
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予算でほとんど結論が出せる
15万以下はPS5を購入した後にノートPCを検討
PS5とPCを天秤に掛けているのは主目的がゲーム
「15万円以内」での購入を想定されている場合はPS5を買うべきだと思います。
PS5を購入した後、PCでの画像編集やデスクワークをご希望の方は、8~10万円程度のノートPCを購入することをおすすめします。
PS5 | ノートPC | |
価格 | 49,478円 ~ 60,478円 | 80,000円 ~ 100,000円 |
用途 | ゲーム・配信 | 資料作成・動画視聴・その他コンテンツ |
ゲームグラフィックは同予算のPCよりも奇麗
PS5とゲーミングPCを天秤にかけて検討されている方の多くは、ゲームのグラフィック性能について注目しているのではないでしょうか。
この情報については、色んなサイトで共有され議論されていますが
やはり同水準の描写設定において「15万円以内」ではPS5に軍配があがると言っていいでしょう。
3Dゲームや本格的なクリエイター活動以外ではノートPCで十分
機種名 | IdeaPad Flex 5 Gen 8 |
CPU | AMD Ryzen 5 7530U 2GHz~4.5GHz/6コア・12スレッド |
GPU | AMD Radeon Graphics |
MEM | 16GB |
SSD | M.2 SSD:512GB |
HDD | × |
キーボード | 〇 |
マウス | 〇 |
モニター | 〇 |
価格 | 約80,000円 |
処理が重いゲームのプレイや重い動画の編集、流行りのAIイラスト生成、キャラクターの3Dモデリングを自身の環境で動かすことやゲームの作成など、本格的なクリエイター活動でもしない限り、ノートPCでも快適な作業ができます。
学生であるのであれば、学業とも兼用できるのが魅力でもありますね。
ゲーミングPCは周辺デバイス類も必要
周辺デバイスを揃えるのに3~5万+PCデスクがいる
ゲーミング キーボード | ゲーミングマウス | 一般的なゲーミングモニター 144hz~165hz 1ms FullHD | 人気のPCスピーカー JBL PEBBLESなど |
5,000円~ | 3,000円~ | 20,000円~ | 6,000円~ |
PCは、本体だけでなく、キーボード・マウス・モニター・スピーカーなど
様々な周辺機器を必要とするため、「15万円以内」という予算の中で本体に使う費用をさらに圧縮しなければいけません。
圧縮すればするほど想定したスペックとはかけ離れ、別途で予算を組めば合計で20万は確実に必要になります。
ゲーミングPCの予算目安は余裕をもって25万
上記で説明したように、PCは最低限でも必要な周辺機器がたくさんあるため
それらを含めて予算を見積り、ゲーミングや配信、動画編集を目的として必要十分なスペックのPCを買うのであれば、25万円ほどの高額な出費が必要になります。
例に、2023年6月時点で最も人気のある構成をBTOパソコンメーカーで購入した場合
最新世代 i7 + RTX3060ti 搭載PC | 長期保証 サービス | 必須 周辺デバイス類 | 合計 |
180,000円~ | 6,000円~ | 30,000円~ | 216,000円~ |
最低でもこれくらいはかかると思っておいた方がいいと思います。
PS5に明確なデメリットは存在しない
PS5はゲームとメディア再生に全力なだけ
PS5はゲーム機能とメディア再生に特化した製品であり、それ以外ができないことは決してデメリットではありません。
価格も約5万~6万とPCと比較すれば手の届きやすい価格でありながら
一番重要な部分で最大のパフォーマンスを発揮するということはとても素晴らしいことです。
PCプラットフォームの強みであるインディーズゲームを勘違いしている可能性
当たり外れが本当に多いから明確な強みとは言えない
PCでゲームをする上で利用することになるプラットフォームの「STEAM」や「EPIC GAMES」には、PS5ではプレイすることが出来ない、たくさんのインディーズゲームが確かに存在します。
ですが、それらには明確に当たり外れが存在していること、重い処理が必要なゲームなら結局PCスペックが必要なこと、良作の部類でもコミュニティは小規模なことが挙げられますので、強みと言えるかどうかは、あくまでユーザー知見と環境依存でしかないというのが真実です。
色んな所でも言われてるけど、各プラットフォームの売り上げ上位は、結局PS5にも対応しているマルチプラットフォーム対応のゲームです。
PCはあなたの予算に応える。コンテンツはそうではない。
ゲーミングPCに興味を持ち始めた人の多くが陥る勘違い
この勘違いは本当に多いです。
確かにあなたの予算に対して、PCは必ず応え、その予算分の性能を確実に提供してくれます。
ですが、あなたの予算に対して、コンテンツがそれに応えることはなく、コンテンツを利用したいのであれば、利用者が必要条件を(スペック)を満たさなければなりません。
スペックとそれに伴う価格や指標が多種多様に存在するのは、全てにおいて意味があります。
人気IPはPS5先行しがち
圧倒的な市場規模の差
最近、注目が増えたとはいえ、PCゲーム市場はCS市場と比較するとまだまだ小規模と言わざるを得ないことや、多種多様な環境に合わせた最適化が必要なことも相まって、大手ゲーム企業の大多数はCSを中心に市場を展開しています。
基本的に人気IP作品のPCリリースは、半年~1年後と早いとは言えません。
高性能パソコンは娯楽ではなく自己投資
25万円のゲーム専用機になるのは避けたい
将来性への投資で後悔したくないなら、まずは主目的を満たしてから考えた方が良い
ぼんやりと、とりあえずゲームがしたいという考えから25万円をポンッ!と出せる人はなかなかいないと思います。
PCを購入するのであれば、まずはどんなゲームを求めていて、それがどうしてPS5ではダメなのか、10万以上ゲームに投資するメリットがあるのか自分の中で分析してから、PS5が世代交代になる時にでもゲーミングPC購入に踏み切ってはいかがでしょうか。
PCは1つに特化するのではなく1つにまとめられることが最大の強み
PC最大の利点は、「あらゆる作業を同時にしたり、バックグラウンドに待機させておける」こと
- ネットサーフィンをしながら、ゲームをする
- 動画サービスを視聴しながら、資料作成を並行し、資料作成に必要な素材を画面端に置いたり、バックグラウンドで待機させておく
- ライブ配信をしながら、コメントの管理やライブ情報を一括で管理する
- 性能やモニター設置台数によっては上記全てを同時にこなすことも・・・
理想スペック追及に終わりはない
沼だし寿命はある
色んなことができるからこそ、色んなことに挑戦してみたくなり、同時に必要なスペックを求めて、カスタマイズ・新調するのがPCの醍醐味であり欠点です。
どれだけ最初に性能を追及しても世代交代は避けられません。
必ず買い換えなければいけない時は来るのです。
自分が「今」何をしたいかで考えるべき
見えていないものにこだわる必要はない
どうしても失敗したくないなら両方所有すればいい
最終的な判断に必要なのは「今の」あなたの知見と知識で考える将来性です。
見えない・知らないものを考えても、一向に考えは進まないものです。
検討することも大事ですが、その間にあなたの貴重な時間はどんどん失われていくのです。
まずは、知っている範囲で選び、手にしてから次を考えてみるのもいいでしょう。
PCでしか出来ないことを既に目標として設定してるならPCおススメ
ただし予算が高めなのは変わらない
自分が近い将来でPCを活用するであろうことを想定している場合や、PCでしかできないゲームをプレイしたいなど、今現在のあなたの知識でPCの強みを理解できてるのであれば、PCは本当におススメできます。
PS5に出来ることは当然、PCで全て行えますし、PCを学べば将来的なスキルとして身につけることも可能です。
ただ、お金が掛かる事実は変わらないので、無理のない計画を・・・